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豊かな緑に囲まれた素晴らしい立地条件を活かし風が通り抜け、光に溢れる心地よい居場所を作る事と開かれた公共の場である事を外部に対してさりげなくアピールする事を重要視した。 また資料を安全に保管する為の「書庫」と人が集い・作業を行う「居場所」を明確に分けることで、センターの「資料をアーカイブする」機能と「人が集い、学び合う」場としての役割を明らかにすることが出来たと考えている。(細谷悠太:設計者)

 ■開室日:毎週水曜日、第2,4土曜日
 ■開室時刻:13:00-16:00
 ■入館カンパ:100円 〜




「変わったけれど、変わっていないね」と言われたい。 細谷悠太(設計者)
 初めてここを訪れたときに一番印象的だったのは周辺の豊かな自然環境でした。建物の内部に入ると、最初は大量の資料と少しの生活臭が入り交じった変な感じでしたが、もともと茶室だったというだけあって、建物自体が発する「雰囲気の強度」がありました。予算が少ないことは事前に伺っていたのですが、その時に「最小限の改修で充分」だと思いました。「最小限の改修」というのは「建物の良さを最大限に生かす」ことを意味し、欧州では建物改修のことを「Rehabilitation」と呼ぶのですが、まさに「建物をリハビリする」という気持ちでした。
 予算問題と建物のポテンシャルに加えてもう一つ「最小限の改修」とした理由は、この建物が借家であることによります。この小さな建物を愛している大家さんにも、心から喜んでもらいたいと強く願いました。
 一番長い間この建物とつきあって来た大家さんが喜んでくれること、管理者が使いやすいこと、初めて使う利用者にも居心地の良いこと。それらはすべてイコールで、その為には過去に敬意を払い、遠い未来を見据える必要があります。
 確実に変わったのは事実だからこそ…「あまり変わっていないね」と言われるのが一番嬉しいかもしれません。
皆様に「たくさんのありがとう」を。 仲佐幸輝(施工者)
 施工を担当致しました株式会社ナカサの仲佐幸輝です。
今回は既存の離れを事務所、書庫にする工事ということで、かねてから親交のあった設計の細谷君から声をかけて頂き、弊社で請け負わせて頂きました。
 既存の建物に対しての工事なので、事前調査は入念に行ったのですが、垂直に立っているはずの柱が膨らんでいたり、床の下地が腐っていたり、計算外の部分も出てきました。そうなると、夜遅くまで作業したり、あるいは夜通し・・・なんて日もありましたが、完成後お越し頂いた皆様に、「良くなったね」、「明るくなったね」等、お褒めの言葉を頂けたので頑張ってよかったと思いました。
 身内褒めですが、少ない予算でここまでの空間を構想する細谷君の設計は素晴らしいと思いました。
 最後になりましたが、江頭さんを始め工事に御協力してくださった会員の皆様並びに大家の岸中さんには感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。

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